「雨の気配」
 

夢と現実の間で,雨の音に揺り起こされる・・・・
なぜか,心魅かれるひとと出逢うと,雨が多いような気がします。

雨に濡れて,平気で歩くことできなくなったのはいつからかな・・・

静かに降る雨も好きだけど,まわりがすべて消えてしまうような激しい雨も好き

遠い記憶になってしまったけど,その頃いつもそばにいたひとがすごく雨の似合う人で,
一緒にいた記憶は雨の中ばかりのような・・・・
その人と,初めて長い夜をすごしたときにね,どうしても二人とも帰れなくて,
車でずーっと走り続けてたら突然,
本当に突然雨が降り始めて・・・・それも,前が見えなくなるほどのすごい雨で,
運転を続けることができなくなるほどだったのね
だけど,恐いっていうより二人だけの世界に入り込んじゃったような不思議な空間で・・・
いつまでもこのまま,続けばいいなんて思いながら二人とも何も話せなくて・・・
その雨が降ってたのは,たぶん5分間ぐらいなんだけど,永遠に終わらない時のような気がした。
結局は,かなり哀しいサヨナラをしてしまったんだけど・・・・

今はね,胸の奥にしみこんでくるような,やさしい雨が私に降り注いでます。
やさしく,暖かく,全身を包んでくれる・・・・

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